若手ゼネコン現場担当が先輩・上司からどう見られているか解説

こんにちは!ハマカナです。

若手の頃は、現場に出て、職人さんと話をして、要望があったら聞いて、対応して、事務所内では会社からの通達などに目を通したり、雑務を行ったりしての毎日かと思います。

そんな毎日を過ごしている中で、先輩や上司から【自分はどのように見られているか】考えたことはありませんでしょうか。

青年A
うーん、確かに。自分のやっている事があっているのか、間違っているのか不安になることがあるな。お酒を飲んで、2人で話せば、聞けるかもしれないけど、それも頻繁には難しいだろうし。

ハマカナ
最近は飲む文化も少なくなってきているから、余計にね。そしたら、どう見られているのか、上司であった経験からお話しするよ。

正直不安な時は、同期と飲みに行って話したり、仲が良く年の近い先輩がいれば、その方に相談をするのが良いです。

ただ、そうは言っても、上司はどんなことを思って我々を見てるのだろうと疑問かな思っている方は、続きを見て頂ければと思います。

以下に上司はどのように見ているか記載していきます。

若手ゼネコン現場担当が先輩・上司からどう見られているか解説

それでは上司が若手をどう見ているか解説をしていきたいと思います。大きく分けて3つの視点で若手を見ているかと思います。私もゼネコン4年目から部下がいましたので、以下のような視点で見ていましたし、他の部下を持っている上司たちもほとんど同じ視点で見ていました。

  • 現場で職人さんと仲良くやっているか
  • 職場内で仲良くやっているか
  • 気が利くかどうか

要は定量的ではなく、定性的に何となくの雰囲気を感じ取ってみていることにすぎません。なぜなら、若手で定量的に見る為の判断材料としては、【資格を取得するかどうか】くらいですが、取得状況も同期で横並びとなることが多い為、あまり差をつけて評価されることがありません。(頑張って1発で一級建築士を取れれば別ですが)

実際定量的に判断する材料としては、利益を数%回復させた、事故件数0件、環境事故0件などがありますが、ほとんど所長や上司の評価判断材料となるので、若手にとっての判断材料になりにくいです。

以下よりこの3つの内容について、詳しく記載しますので、もしご興味がある方はご覧頂ければと思います。

現場で職人さんと仲良くやっているか

現場というのは、我々がいくら手を動かしても進んでいかず、職人さんが手を動かしてやっと現場が進んでいきます。建物を創るのに、非常に重要な職人と仲良くやっているかどうかは、実は建物の品質の良し悪しに直結しているのです。

品質の良し悪しにも絡むことでも重要な、職人さんと仲良くやっていくためには、【フランクに話かけられ】【頼まれ事をマメにこなし】【自分の意見も考えて言える】ことができる人と見られるでしょう。実はこの一面を確認したいがために、職人さんと仲良くやっているかを見ているのです。

正直、上司たちがいくら完璧な計画をしたとしても、それ通りに実行できなければ、絵に描いた餅になります。それ通りに実行する為にも、職人さんと仲良くなることは重要です。それができるのは、若手が適任と言えます。

職場内で仲良くやっているか

職場内では、当然それぞれが担当を持っています。それぞれが持っている担当は、それ単体だけ動いても上手に機能しません。

例えば、鉄筋工事の担当と型枠工事の担当は、品質の良いコンクリートを造る為には、協力が必要です。鉄筋を最初に組むか、型枠を片側だけ最初に組むか、これらは担当が現場をトータル的に見て、どちらが良いかを話し合う必要があります。

これらの話し合いの時も、職場内が仲良くできていれば、ある程度スムーズに進むかと思います。また、仲良くできていれば、自分が困っているときも助けてくれます。これも現場を進めるうえで、非常に重要なことです。

従って、職場内で仲良くやっていれば、現場もスムーズに進みますし、何より仕事がうまく進むことで【自信がつきますし】【精神的に孤独ではなくなる】ことで、上司は部下が順調に成長してくれると安心することでしょう。

気が利くかどうか

私が見るポイントして一番重視するのは、この気が利くかどうかです。

仕事とは、基本的には人と人とのつながりによって成り立つものです。気が利くということは、相手の立場になって考えられる人間だということです。この【相手の立場になって考えられる人間】というものは、ゼネコンのみならず、この世界において必需品であると思います。

もし自分でビジネスをやる場合、【ターゲットは何を欲しているのか】を見つけ出す必要があります。この時に【相手の立場になって考えて】あげる力があると、ロジカルに答えを見つけることができます。

ゼネコンでも、例えば施主の立場になって考えてあげると、【建物の使い勝手上、スイッチやコンセントはこの場所がいいかな】と提案できます。この提案をしてくれた施主は、おそらく喜ぶことでしょう。そうすると、施主はあなたの事を信頼し、現場をよりスムーズに進められることができます。

気が利くかどうかは、いろいろな場面で確認することができます。飲み会でも、みんなのお酒の残状況を確認し、注文の手配をするだとか、シュレッダーにごみが溜まっているから捨てておこうだとか、日常でどのように周りを見ているかで判断することができます。

少し周りの目を気にするくらいでも構いませんので、気が利く姿を見せていくべきかと思います。そうすれば次第に、本当に気の利く人間になっていくかと思います。

まとめ

若手の時であれば、技術力等はあまり期待されていない為、どれほどコミュニケーションがうまくとれていて、また気が利くかという所を見られる傾向にあります。

ただ徐々には技術力やコスト・工程・安全管理能力等は必要になってきますので、コミュニケーションのみならず、その辺りも身に付けていくような努力も必要になってきます。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。この記事の他にもゼネコンや設備担当、ゴルフ等に関する記事もありますので、併せてお読み頂けると幸いです。