ゼネコンはブラック企業ではない!?【7つの理由から解説】

こんにちは!ハマカナです。

ゼネコンは正直激務です。残業が80時間であることは、現在でもざらにあります。その忙しさに耐え切れず転職をしていった方は多くいらっしゃいます。

かくいう私は、ゼネコンという仕事は充実感があり、楽しいと思っていましたが、諸事情により、ゼネコンから発注者側に転職しました。

転職する前は、【ゼネコン業界はブラック】という声がたくさん聞こえてきて、私もそれを疑うことなく、その通りだと思っていました。

ですが、ブラック企業に当てはまる企業の特徴(メンタリストDaiGoさんyoutobeより)を聴いたところ、【ゼネコン業界ははたしてブラックなのか?】と疑問に思うことになりました。

そんなブラック企業の特徴と、10年間ゼネコンに勤めた経験を照らし合わせて、本当にゼネコンはブラック企業なのか、解説したいと思います。

ここまでのポイント
〇ゼネコン業界は月80時間程度の残業はざらにある。
〇ゼネコン業界はブラックと言われている。
〇今回の記事はブラック企業の特徴からゼネコンがブラックか解説。

ゼネコンはブラック企業ではない!?【7つの理由から解説】

それではゼネコンがブラック企業なのか解説していきます。使用させていただくのは、先ほども記載したメンタリストDaiGoさんのyoutubeで投稿のあった、【今すぐ転職すべき職場ランキングTOP7~心身崩壊するブラック企業の特徴】から一部を引用させて頂きます。

メンタリストDaiGoさんの投稿は、向上心のある方も、人生を変えたいと思っている方にも非常におすすめな内容になっているので、ぜひおすすめです。

ここで紹介されているのは、ブラック企業の特徴をTOP7の形式で発表しています。そのTOP7は下記のとおりです。番号順にブラック企業度が高くなります。つまり①に当てはまれば、究極にやばく、⑦にいくほど薄れていくという見方です。ですが⑦でもブラック企業の可能性があるとのことです。

①仕事上の制限が多い
②役割の衝突
③ネガティブコミュニケーション
④作業負荷が高い
⑤役割が曖昧(明確なタスクがわからないと疲労感が非常に多い)
⑥コントロール感が不在(自分でコントロールすることは幸福感がある)。
⑦長時間労働。

それでは一つずつゼネコンに置き換えて解説をしていきたいと思います。よろしければご覧頂ければと思います。

①仕事上の制限が多い

仕事上の制限が多いとは、やりたい仕事があるのに別の雑務が多い、人員やコストが足りずやりたいことができない状況にあることを指します。

この状況が続くと、【疲労感と消化器官に大きく悪影響を与える】とのことです。

ゼネコンに置き換えてみると、若手は【ただ目の前の仕事をやるのみ】なので、特に制限があることは少ないと感じます。ただ管理職のような上司になると【厳しいコストの中、人員もいないのに工事をしなくてはいけない】との状況が多く、制限があることは多いと感じますが、結局本社や支店にその旨報告すると解消してくれることが多々あります。

②役割の衝突

役割の衝突とは、自分に対する指示が複数あって、矛盾することが多々ある状況にあることを指します。

この状況が続くと、【消化器官に大きく悪影響を与える】とのことです。

ゼネコンに置き換えてみると、現場の組織はきっちりとすみ分けされることが多いので、役割が衝突することは少ないと言えるかと感じます。

③ネガティブコミュニケーション

ネガティブコミュニケーションとは、一般的に嫌な上司がいることを指します。

この状況が続くと、【不眠になる】とのことです。

嫌な上司というものは、この業界だから多いということは一概には言えません。会社の部署によっても違いますし、本社・支店によっても違います。ただゼネコンは、現場が終われば基本的にメンバーは解散するので、もし運悪く嫌な上司と一緒の現場になったとしても、基本的に1~2年で離れることが可能なので、ネガティブコミュニケーションは続きづらいです。

④作業負荷が高い

作業負荷が高いとは、1時間当たりの作業ボリュームが多いことを指します。時間が足りないと思う感覚が強いことを感じたら、それが作業負荷が高いということです。

ゼネコンに置き換えてみると、当てはまるかと思います。作業ボリュームが多い割に短工期を設定されているので、長時間労働にもなりますし、作業負荷が高いことにもなります。

⑤役割が曖昧

役割が曖昧とは、明確なタスクが不明である状態のことを指します。何を実施していいのかわからない状況のことです。

この状況が続くと、【大きく疲労感を受ける】とのことです。

ゼネコンに置き換えてみると、明確に【鉄筋担当・型枠担当・衛生設備担当などなど】役割を与えられますので、これには当てはまらないです。

⑥コントロール感が不在

コントロール感が不在とは、自分で仕事をコントロールしている感覚がないことを指します。誰かに言われたことをただ実施することや、自分で考えて実施することができない状況の事です。

コントロール感とは、人間が幸福感を感じれる現象でもあります。

ゼネコンに置き換えてみると、現場に寄りけりかと思います。基本的には、自由奔放に仕事をさせてくれますので、コントロール感はあるかと思いますが、上司によっては、【明確に指示をし、その通りに実施するように求める】人もいます。トータル的には基本的にはコントロール感はあるといえるかと思います。

⑦長時間労働

ブラック企業と言えばこの長時間労働が取り上げられるかと思います。ですが、この中では7位という結果になったとのことです。

長時間労働が続くと、ご存知の通り疲労感を受けることになります。

ゼネコンに置き換えてみると、この長時間労働の項目については、確実に当てはまるかと思います。現場に行く時間と事務所で書類作成をする時間が多すぎるのです。泥臭い作業ですが、昔から現在でもあまり変わらないルーティーンとなっています。

まとめ

以上により、ゼネコンは④位と⑦位に当てはまるので、ブラック企業に該当すると思われます。また①位についても、ベテラン社員でかつ特定の現場では当てはまる状況となるので、よりブラック企業として該当する可能性が高まります。

ですが今、建設業界は、働き方改革を国と一体になって行っている状況です。働き方改革に関する記事は別の記事で紹介していますので、よろしければご覧いただければと思います。

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つまり④位と⑦位が解消させる可能性がある訳です。また①位についても、会社がバックアップしてくれる状況にあることが多いので、解消されることが多いです。また若手は①については特に心配はないかと思います。

よって結論としては、現在はブラック企業に当てはまる可能性がありますが、①②③⑤⑥位の項目はおそらく当てはまりづらく、④⑦位は今度解消される可能性が高いことから、今後はブラック企業からほど遠い業界になる可能性が高いです。

(現時点では)給与ベースは高いことから、もしかすると魅力的な業界になるかもしれません。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。この記事の他にもゼネコンや設備担当、ゴルフ等に関する記事もありますので、併せてお読み頂けると幸いです。