【新築マンション編】 杭や掘削工事までのフローと管理ポイントの徹底解説

こんにちは!ハマカナです。

前回までは工事着工前準備の説明をさせて頂きました。

今回からは工事着工に関して、工事フロー順に説明させて頂ければと思います。

ちなみにゼネコン担当としては、まずはその工事の全体フローと確認・管理ポイントが分かれば良いと思います。細かい技術的な知識等は、実際に立ち会ってみないと覚えないものです。本記事では、私の経験により覚えておくべき最低限の知識等は記載させて頂きますが、まずは全体フローを覚えてください。これを覚えていれば正直、ゼネコン担当として問題ない働きができます。だって、細かい技術的な知識は、公共建築工事標準仕様書等の専門書に記載があるので、それを見ればよいのです。全体フローは専門書に記載がありますが、誰が誰に何をするなど細かく書かれたものはないと思っています。

それでは、掘削工事までのイメージ図を掲載します。まずは全体のイメージから。

山留杭工事

■作業の目的:

地面を掘削する時に土が崩壊しないようにするため、掘削前に杭を打つ工事。掘削の規模・土質の状況や地下水の高さにより工法が異なったり、工事敷地スペースが広ければ稀に杭が不要になることもある。

■【重要】全体フロー:

今回想定した工法は、H型鋼材を地面に打設する工法としました。地面を掘削し、その掘削した箇所にH型鋼材を挿入し、土を埋め戻します。今回想定した工法は、比較的工事敷地スペースが狭く、土質が軟弱な場所でも使用できる工法となります。実際の作業のフローについては下記の通りとなります。

  1. 土質調査業者を確定させる。(会社・所長にて)
  2. 土質調査開始・結果報告。(所長・建築施工担当者にて)
  3. 土質調査結果より山留杭の工法を決定する。(会社・所長にて)
  4. その工法が使える山留杭業者を選定する。(会社・所長にて)
  5. 山留杭業者を確定させる(会社・所長にて)
  6. 山留杭業者と方針について打ち合わせをする(所長にて)
  7. 山留杭業者と打合せをする(建築施工担当者にて)
  8. 山留杭業者と施工計画書を作成する(建築施工担当者にて)
  9. 作成した施工計画書を上長に確認してもらう(建築施工担当者にて)
  10. 状況により、施工計画書を設計者・監理者にも確認してもらう。(上長もしくは建築施工担当者にて)
  11. 施工計画書を関係者に確認・承認をしてもらったら、実際に工事の日程を決めて、工事着工の段取りをする。(建築施工担当者にて)
  12. 工事が着工したら、施工計画書通りに工事が進められているか現場立会を行い、写真等で記録に残す。また現場ですので施工計画書通りに進められなかった部分については、山留杭業者と再調整し、方針を決めて上長の確認を取ってからリスタートする。
  13. 監理者は要所で現場確認を行う。
  14. 工事が完了したら、山留杭業者に最終的な品質が確保できたことを完了検査で確認する。

上記を表にまとめたのが、こちらです。

■建築施工社員の役割:

メインとなります。主に山留杭工事業者と協力して山留杭工事を行います。上記表の通り、業者取り決めや大方針については、所長にて決定して、その後の工事段取りや管理については、主に建築施工社員が担当するような構造になります。

■設備施工社員の役割:

サブとなります。ただし、山留杭工事の際に、水道・下水道や電気が必要になるので、打ち合わせに参画し、要望を聴いて対応しましょう。

■【重要】確認・管理のポイント:

大きくは、上記表の「③山留杭の工法を決定する」前後でゼネコン社員が確認及び管理をするポイントを記載します。

「③山留杭の工法を決定する」前の確認及び管理ポイント

・土質調査を行ったか。
・特定建設作業届は提出したか。(工事着工7日前)
・地下水の状態・高さを確認したか。
・地下躯体の形状を把握しているか。
・隣接構造物に影響を与えないか。(不同沈下等)
・全面道路に影響を与えないか。(不同沈下等)
・アースオーガー等の機械を設置するのに上部・周辺に障害物はないか。

「③山留杭の工法を決定する」後の確認及び管理ポイント

・業者の担当者は正々堂々としているか。(不正をしなさそうか)
・工期の設定は適切か。(雨天等の順延も考慮しているか)
・山留壁位置の墨出しは適正か。
・地中障害物はないか。
・地中障害物があれば、所長や上長に至急報告したか。
・山留杭の倒れがないか確認する為、杭を計測する計画は立てたか。
・地下水対策は計画しているか。

上記の確認・管理ポイントは、ゼネコン社員として必ず押さえておきたいポイントです。このポイントを把握したうえで、所長や上長、専門工事業者と打合せをして、スキのないゼネコン社員になりましょう。

■諸注意事項:

  1. 山留杭を打設する時に、地中障害と干渉する可能性があります。(私は、10件中3件地中障害を経験しています。)地中障害が発生した場合は、撤去費用など「別途」としているケースが多いので、至急所長や会社、発注者に連絡しましょう。撤去費用や工程延期等が必要になってきますので、担当者レベルで解決できる問題ではありません。
  2. 山留杭工事などの工事初期については、他業者との絡みが無い為、比較的穏やかに工事を進められると思います(残業も少なめ)。この段階にどこまで全体工事の計画を詰められるかが勝負のポイントとなります。建設工事は計画が命です。行き当たりばったりは必ず失敗します。

■【参考】山留杭工事工法の種類:

以下に参考として工法の種類を記載しますが、まずは
上記のフローを順に追っていけば、工法はおのずと決まります。ゼネコン社員は覚えることが沢山ありますので、全て覚えようとせずポイントだけおさえましょう。なので工法はさわりだけ知っておけば良いと思います。

・親杭横矢板工法:
→今回想定した工法。H型鋼材を地中に挿入し、掘削後H型鋼材に木板を取り付ける工法。
→経験上一番多く使用される工法です。比較的安価で施工できますが、止水性が無い為、地下水位が高い場所では使用できません。
・地中連続壁工法(SMW工法):
→地面を掘削し、SMW(ソイルセメントミルク)を流し込み、固めて、地中に壁を作る工法。
→私の経験上(10件以上の建物を経験)一度だけ使用経験があります。状況としては、地下30mの掘削及び海が隣接している現場でした。止水性があり、壁としても強固であるため、山留壁としての信頼性が高いです。
・シートパイル工法:
→鋼板製の板を地中に挿入する工法。
→私の経験上(10件以上の建物を経験)比較的使用が多かったです。止水性がありますが、所詮鋼板製の板なので、山留壁としての信頼性は少し物足りないイメージです。地下の掘削深さがそれほどなく、かつ地下水位が高い時に使用するイメージです。
・オープンカット工法:
→杭を打設せず、掘削時壁面が崩壊しないように法面を設ける工法。
→地下階が無い時、かつ工事敷地スペースが広い時に使用することがあります。ただし、「工事敷地スペースが広い」現場はごく稀なので、あまり経験をすることは少ないかもしれません。

場所打ち杭工事

■作業の目的:

建物を支持する為の杭を、地中に打設する工事。建物の規模・土質の状況により工法は異なります。

■【重要】全体フロー:

今回想定した工法は、地面を掘削し、ケーシング(筒)を挿入した後、杭用の鉄筋を挿入し、コンクリート打設を行った後、土を埋め戻す工法となります。杭といえばこの工法になるかと思います。他の工法として既成杭工法がありますが、搬入の煩雑さやそもそも運搬の許可の問題等もあり、使用されない事が多いです。実際の作業のフローについては下記の通りとなります。

  1. 建物規模や土質調査結果等より工法の決定をする。(会社・所長にて)
  2. その工法が使える杭業者を選定する。(会社・所長にて)
  3. 杭業者を確定させる(会社・所長にて)
  4. 杭業者と方針について打ち合わせをする(所長にて)
  5. 杭業者と打合せをする(建築施工担当者にて)
  6. 杭業者と施工計画書を作成する(建築施工担当者にて)
  7. 作成した施工計画書を上長に確認してもらう(建築施工担当者にて)
  8. 状況により、施工計画書を設計者・監理者にも確認してもらう。(上長もしくは建築施工担当者にて)
  9. 施工計画書を関係者に確認・承認をしてもらったら、実際に工事の日程を決めて、工事着工の段取りをする。(建築施工担当者にて)
  10. 工事が着工したら、施工計画書通りに工事が進められているか現場立会を行い、写真等で記録に残す。また現場ですので施工計画書通りに進められなかった部分については、杭業者と再調整し、方針を決めて上長の確認を取ってからリスタートする。
  11. 監理者は要所で現場確認を行う。
  12. 工事が完了したら、杭業者に最終的な品質が確保できたことを完了検査で確認する。

上記を表にまとめたのが、こちらです。

■建築施工社員の役割:

メインとなります。主に杭工事業者と協力して杭工事を行います。上記表の通り、業者取り決めや大方針については、所長にて決定して、その後の工事段取りや管理については、主に建築施工社員が担当するような構造になります。

■設備施工社員の役割:

サブとなります。ただし、杭工事の際に、水道・下水道や電気が必要になるので、打ち合わせに参画し、要望を聴いて対応しましょう。

■【重要】確認・管理のポイント:

大きくは、上記表の「①建物規模や土質調査結果等より工法の決定をする」前後でゼネコン社員が確認及び管理をするポイントを記載します。

「①建物規模や土質調査結果等より工法の決定をする」前の確認及び管理ポイント

・土質調査を行ったか。
・土質調査の結果を設計者に提出したか。
・土質調査の結果で支持層の深さは、設計者で計画した通りであったか。
・計画通りでなかった場合、設計者から変更の指示をもらったか。
・アースオーガー等の機械を設置するのに上部・周辺に障害物はないか。

「①建物規模や土質調査結果等より工法の決定をする」後の確認及び管理ポイント

・業者の担当者は正々堂々としているか。(不正をしなさそうか)
・工期の設定は適切か。(雨天等の順延も考慮しているか)
・杭位置の墨出しは適正か。また杭芯がわかるように逃げ杭を設けているか。
・地中障害物はないか。
・地中障害物があれば、所長や上長に至急報告したか。
・掘削時、地盤の崩壊等を防ぐ安定液の性状は問題ないか。
・掘削後、ケーシングを挿入した時の建入れ精度の確認は実施したか。
・ケーシング挿入後、配筋やコンクリート打ち込みを適正に管理できる計画をしているか。

上記の確認・管理ポイントは、ゼネコン社員として必ず押さえておきたいポイントです。このポイントを把握したうえで、所長や上長、専門工事業者と打合せをして、スキのないゼネコン社員になりましょう。杭工事は、工事用仮設でもなく本設の杭となりますが、地中に杭を打つため、目視確認ができないものです。確実に品質を確保できる計画をして、その計画の基、日々の施工記録を確実に残しましょう。

■諸注意事項:

  1. 山留杭と同様に地面を掘削する時に、地中障害と干渉する可能性があります。(私は、10件中3件地中障害を経験しています。)地中障害が発生した場合は、撤去費用など「別途」としているケースが多いので、至急所長や会社、発注者に連絡しましょう。撤去費用や工程延期等が必要になってきますので、担当者レベルで解決できる問題ではありません。
  2. 杭工事などの工事初期については、他業者との絡みが無い為、比較的穏やかに工事を進められると思います(残業も少なめ)。この段階にどこまで全体工事の計画を詰められるかが勝負のポイントとなります。建設工事は計画が命です。行き当たりばったりは必ず失敗します。

■【参考】杭工事工法の種類:

・場所打ち杭:
→今回想定した工法。現場でコンクリート杭を作成し挿入。
→経験上一番多く使用される工法です。
・既成コンクリート杭:
→工場でコンクリート杭を作成し、現場に搬入し挿入。
→私の経験上(10件以上の建物を経験)一度も使用した事がありません。搬入・施工が非常に大変かと思われます。
・鋼管杭:
→工場で鋼管杭を作成し、現場に搬入し挿入。
→私の経験上(10件以上の建物を経験)一度も使用した事がありません。既成コンクリ-ト杭と同様で搬入・施工が非常に大変かと思われます。


掘削(一次、二次)

■作業の目的:

建物の地下躯体を造る為、不要な土を掘って外部へ排出する工事。土を掘るときに、周囲の土が崩壊しないように適切に山留をしながら掘り進めていく。

■【重要】全体フロー:

掘削工事について今回想定した工法は、特にありません。土をひたすら「安全に」「効率よく」掘削して排出のみとなるので、特に工法等はないのが通常です。

ただし山留め工事については、親杭横矢板工法を想定します。親杭は山留め杭工事の際にH型鋼材を挿入しているので、後はそのH型鋼材に木板を取り付けていきます。この工事であれば土工事業者が施工することが多いです。

それでは実際の作業のフローについては下に記載します。

  1. 土工事業者を確定させる。(会社・所長にて)
  2. 土工事業者と方針について打ち合わせをする(所長にて)
  3. 土工事業者と打合せをする(建築施工担当者にて)
  4. 土工事業者と施工計画書を作成する(建築施工担当者にて)
  5. 作成した施工計画書を上長に確認してもらう(建築施工担当者にて)
  6. 状況により、施工計画書を設計者・監理者にも確認してもらう。(上長もしくは建築施工担当者にて)
  7. 施工計画書を関係者に確認・承認をしてもらったら、実際に工事の日程を決めて、工事着工の段取りをする。(建築施工担当者にて)
  8. 工事が着工したら、施工計画書通りに工事が進められているか現場立会を行い、写真等で記録に残す。また現場ですので施工計画書通りに進められなかった部分については、土工事業者と再調整し、方針を決めて上長の確認を取ってからリスタートする。
  9. 監理者は要所で現場確認を行う。
  10. 工事が完了したら、土工事業者に最終的な品質が確保できたことを完了検査で確認する。

上記を表にまとめたのが、こちらです。

■建築施工社員の役割:

メインとなります。主に土工事業者と協力して掘削工事を行います。上記表の通り、業者取り決めや大方針については、所長にて決定して、その後の工事段取りや管理については、主に建築施工社員が担当するような構造になります。

■設備施工社員の役割:

サブとなります。ただし、地中に既存の埋設配管・配線が埋まっている可能性があります。その際は、不要・必要のジャッジをしてあげる必要がある為、過去の図面や現物状況などから判断しましょう。

■【重要】確認・管理のポイント:

今回は特に工法の選定がないので、掘削工事に関してゼネコン社員が確認及び管理をするポイントを記載します。

掘削工事の確認及び管理ポイント

・地中埋設物の調査を行ったか。
・土の汚染はないか。
・土地の形質変更に係わる届出は提出したか。(工事着工30日前)
・建設工事計画届は提出したか。(工事着工14日前)
・近隣へ影響を与えることはないか。
・業者の担当者は正々堂々としているか。(不正をしなさそうか)
・工期の設定は適切か。(雨天等の順延も考慮しているか)
・地中障害物はないか。
・地中障害物があれば、所長や上長に至急報告したか。
・山留め杭が傾斜しているか適正な管理基準を設定して計測をしているか。
・根切り範囲を確定したか。
・地下水対策は計画しているか。

上記の確認・管理ポイントは、ゼネコン社員として必ず押さえておきたいポイントです。このポイントを把握したうえで、所長や上長、専門工事業者と打合せをして、スキのないゼネコン社員になりましょう。

■諸注意事項:

  1. 地面を掘削する時に、地中障害と干渉する可能性があります。(私は、10件中3件地中障害を経験しています。)地中障害が発生した場合は、撤去費用など「別途」としているケースが多いので、至急所長や会社、発注者に連絡しましょう。撤去費用や工程延期等が必要になってきますので、担当者レベルで解決できる問題ではありません。
  2. 掘削をしてくると、山留杭が倒れてくる可能性があります。必ず定期観測を行いましょう。倒れてきた場合の方策について、事前に計画を立てておきましょう。(腹起し・切梁の施工時期を早めることや、ジャッキアップによる切梁のテンション掛けなど、現場に合わせた対策で。)
  3. 掘削をしてくると、地下水があふれてきたり、雨が降ったりと、水の対策が必須となります。たとえ、事前調査で地下水位がかなり深い位置にあったとしても、水の対策の計画は立てましょう。水が出てきたときに対策を考えても時すでに遅しなので、事前の計画を確実に立てましょう。

腹起し・切梁組み立て工事

■作業の目的:

山留杭が倒れないように、突っ張り棒のように支えるための工事。まさに皆様のご家庭にあるであろう、突っ張り棒のように、後からでも伸縮ができるロードジャッキがついている。ロードジャッキに負荷をかけると、切梁が突っ張り、山留杭の倒れを防止できる。

■【重要】全体フロー:

腹起し・切梁工事について今回想定した工法は、特にありません。というより、山留杭の倒れを防止する工法はこれしかないと思います。

それでは実際の作業のフローについては下に記載します。

  1. 山留業者を確定させる(会社・所長にて)
  2. 山留業者と方針について打ち合わせをする(所長にて)
  3. 山留業者と打合せをする(建築施工担当者にて)
  4. 山留業者と施工計画書を作成する(建築施工担当者にて)
  5. 作成した施工計画書を上長に確認してもらう(建築施工担当者にて)
  6. 状況により、施工計画書を設計者・監理者にも確認してもらう。(上長もしくは建築施工担当者にて)
  7. 施工計画書を関係者に確認・承認をしてもらったら、実際に工事の日程を決めて、工事着工の段取りをする。(建築施工担当者にて)
  8. 工事が着工したら、施工計画書通りに工事が進められているか現場立会を行い、写真等で記録に残す。また現場ですので施工計画書通りに進められなかった部分については、杭業者と再調整し、方針を決めて上長の確認を取ってからリスタートする。
  9. 監理者は要所で現場確認を行う。
  10. 工事が完了したら、山留業者に最終的な品質が確保できたことを完了検査で確認する。

上記を表にまとめたのが、こちらです。

■建築施工社員の役割:

メインとなります。主に山留業者と協力して山留工事を行います。上記表の通り、業者取り決めや大方針については、所長にて決定して、その後の工事段取りや管理については、主に建築施工社員が担当するような構造になります。

■設備施工社員の役割:

サブとなります。特に実施することはありません。

■【重要】確認・管理のポイント:

今回は特に工法の選定がないので、山留工事に関してゼネコン社員が確認及び管理をするポイントを記載します。

山留工事の確認及び管理ポイント

・業者の担当者は正々堂々としているか。(不正をしなさそうか)
・工期の設定は適切か。(雨天等の順延も考慮しているか)
・切梁の通りに蛇行、うねりはないか。
・切梁交差部の緊結状態は適切か。
・腹起しと山留の壁に隙間はないか。
・腹起しの継手は適正位置にあるか。
・山留め杭が傾斜した場合の適切な対策フローを計画しているか。

上記の確認・管理ポイントは、ゼネコン社員として必ず押さえておきたいポイントです。このポイントを把握したうえで、所長や上長、専門工事業者と打合せをして、スキのないゼネコン社員になりましょう。

■諸注意事項:

  1. 「山留崩壊」は考えられない位の大事故となります。2016年の博多駅道路陥没事故のようなイメージをしていただければと思います。ゼネコン社員は計測実施を確実に行い、少しでも異常があればすぐに所長・上長に報告しましょう。

おさらい

山留杭工事を実施する目的は?

①地面を掘削する時に、土が崩壊しないようにするため

②杭を建物周囲に打設し、建物が倒壊しないようにするため

③土質が劣悪な時に、土質を改良するため

④杭を建物下部に打設し、建物が倒壊しないようにするため

答えはこちら

場所打ち杭工事の際に、ゼネコン設備担当の絡みはあるか?

①ある

②ない

答えはこちら

掘削工事をする場合、事前調査で地下水がかなり深い位置にあるため、水の対策の計画は不要である。

①不要

②必要

答えはこちら

腹起し・切梁組み立て工事の際に、ゼネコン設備担当の絡みはあるか?

①ある

②ない

答えはこちら