【ゼネコンの未来は?】キャッシュフロー(CF)から分析

こんにちは!ハマカナです。

今回はキャッシュフロー(以降CFと記載)にて各ゼネコンを比較をしたいと思います。

CFとは、読んだ字のごとくお金の流れを表したものです。

事業をする為に銀行からお金を借りたり、有価証券を売ったり、またその事業でお金を儲けたりと

会社というものは、絶えずお金が動いている訳ですね。

そのお金の流れを数値化したものがCFとなる為

CFとは会社が稼いでいるか、不況に対し蓄えをしているか、それとも会社をもっと大きくする為に攻めているのか、分かってしまいます。

そんなに会社のことが分かってしまうなら情報が多そうと思った方

たった3つの情報だけです!

それだけで多くのことがわかってしまうのです。

それでは見ていただける方はぜひご覧下さい。

スーパーゼネコンのキャッシュフロー(CF)の比較

それでは実際にスーパーゼネコンのCFはどのようになっているのか表を作成しましたので、ご覧頂ければと思います。


準大手ゼネコンのキャッシュフロー(CF)の比較

続いて準大手ゼネコンの比較です。

中堅ゼネコンのキャッシュフロー(CF)の比較

続いて中堅ゼネコンの比較です。

中堅ゼネコンまでの比較が完了しましたので、これからは各用語の説明と分析を行っていきたいと思います。

営業キャッシュフロー(CF)

営業キャッシュフローとは

①本業で稼いだお金の総額

②ゼネコンだと大部分は建物を建設した対価の代金の総額


【営業キャッシュフローはこう見よう】:

・まずはプラスであるか確認しましょう。プラスであれば、ゼネコンという仕事でうまく稼げているということになります。(多くの建物を建設して多くの利益を得ているという事。)逆にゼネコンでマイナスであれば、会社として存続を疑った方が良いです。

■スーパーゼネコンの営業キャッシュフロー

全社とも大きくプラスです。一番大きい営業キャッシュフローは、大成建設さんで2,070億円です。他を大きく引き離しています。

■準大手ゼネコンの営業キャッシュフロー

全社ともプラスです。一番大きい営業キャッシュフローは、前田建設工業さんで587億円です。ちなみに五洋建設さんは、34億円と他と比べて低いです。少し不安が残ります。

■中堅ゼネコンの営業キャッシュフロー

一社を除いて全社ともプラスです。一番の大きい営業キャッシュフローは、福田組さんで154億円です。鉄建建設さんは今回比較したゼネコンの中で、唯一のマイナスです。しかし、前年度はプラスでしたので、今後に注目したいです。これが再度マイナスであれば、本業に不安がかなり残ります。

投資キャッシュフロー(CF)

投資キャッシュフローとは

①固定資産や株式等を取得及び売却をした総額

②事業に投資した総額

③設備に投資した総額


【投資キャッシュフローはこう見よう】:

・まずはマイナスであるか確認しましょう。マイナスであれば、事業や設備に投資をしていることになります。もしくは剰余金としてお金を貯めているということになります。よって会社として発展や体力温存をしていることになります。逆にプラスであれば、固定資産や株式を売却してお金を得ているということになります。「本業大丈夫?」という気持ちになります。

■スーパーゼネコンの投資キャッシュフロー

全社ともマイナスです。一番マイナスの大きい投資キャッシュフローは、大林組さんで-712億円です。他を大きく引き離しています。事業や設備投資を積極的に実施し、2020年以降の建設需要低下を前に、何か動こうとしているのでしょう。期待できますね。

■準大手ゼネコンの投資キャッシュフロー

全社ともマイナスです。一番マイナスの大きい投資キャッシュフローは、前田建設工業さんで-184億円です。次いで長谷工さんの-163億円です。ここまで順調にマイナスなので、全社とも何か建築以外で発展しようとしているのか、それとも建築で何か奇をてらった事を始めようとしているのか、何かしら期待ができます。

■中堅ゼネコンの投資キャッシュフロー

一社を除いて全社ともマイナスです。一番マイナスの大きい投資キャッシュフローは、西松建設さんで-154億円です。鉄建建設さんは今回比較したゼネコンの中で、唯一のプラスです。非常によろしくないキャッシュフローです。

財務キャッシュフロー(CF)

財務キャッシュフローとは

①銀行からお金の調達及び返済をした総額

②社債等でお金の調達及び返済をした総額


【財務キャッシュフローはこう見よう】:

・財務キャッシュフローはケースバイケースなので会社ごとの状況を見ながら分析しましょう。なぜならプラスであれば、お金を調達して新規事業やM&Aなどを実施しようといるかと予想できます。またマイナスであれば、稼いだお金で銀行等に返済をしていることになります。よってどちらのケースも日本の情勢や会社の状況によって良し悪しが変わることになります。

■スーパーゼネコンの財務キャッシュフロー

全社ともマイナスです。一番マイナスの大きい財務キャッシュフローは、大林組さんで-545億円です。全社とも地道に借金を返済している様子が伺えます。

■準大手ゼネコンの財務キャッシュフロー

二社を除いて全社ともマイナスです。一番マイナスの大きい財務キャッシュフローは、長谷工さんで-347億円です。五洋建設さんと熊谷組さんはプラスなので、銀行や社債発行でお金を得て、何か事業を起こそうとしているのでしょうか。それとも穴埋めの為に、仕方なくお金を借りたのか。全社であれば期待が持てるプラスです。

■中堅ゼネコンの財務キャッシュフロー

一社を除いて全社ともマイナスです。一番マイナスの大きい財務キャッシュフローは、奥村組さんで-60億円です。鉄建建設さんはプラスです。しかも営業CFがマイナスで、投資CFがプラスなので、今回財務CFがプラスということは、確実にお金が足りなくやむを得ず借金をしたということになります。本業に不安がかなり残ります。

まとめ

ゼネコンの大半は、

  1. 営業CFはプラス
  2. 投資CFはマイナス
  3. 財務CFはマイナス

となっています。ここから読み取れることは

現在ゼネコンは、急成長ではないですが会社として発展しようとしていて、将来の不況を見据えて、借金を返し、かつ蓄えをしているということが読み取れます。これから来る不況に備えるという考えは、まさに日本らしいと言えば日本らしいと思います。

ただ私はAmazonのように、儲かったお金を新規事業や設備投資に回して、今よりもっと前へ前へ成長する経営が必要だと思っています。

Amazonの経営は知らないとこれから圧倒的に不利になると感じております。その経営を知れる本を今回ご紹介したいと思います。

こちらの本は成毛眞さん(元マイクロソフト日本法人代表取締役社長)がAmazonを世界最先端で最高の戦略と称えた内容が記録されています。ぜひ日本との違いを思い知ってはいかがでしょうか。

長い記事でしたが、ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。