【徹底解説】ゼネコンとは一体どんな会社なのか?

こんにちは!ハマカナです。

ゼネコンとは、ゼネラルコントラクター(General Contractor)の略称で、一般的に建築・土木総合請負建設業の総称となります。

簡単に言うと、どこかの誰かが大きな建物を建てたいと思っていたらゼネコンに発注すれば、建物が完成してしまう訳なのです。

皆様はゼネコンと聴いて、何を思い浮かべますか。

談合、3K(きつい、汚い、危険)、残業が多い、高給取り等

少しダーティーなイメージを持つ方が多いかもしれません。

私はゼネコンの設備社員として9年働きましたが

ダーティーなイメージは残業が多い事くらいで

ゼネコンを一言で表すと非常にやりがいのある仕事だと思っています。

諸事情があり、今は別の職種についていますが、諸事情が無ければ

ずっと続けていきたい仕事だと思っています。

あんなにワクワクし、若いうちから自分の判断で物事を動かせる喜びと仕事のしやすさは、ピカいちだと思っています。

建物が創られるフローとは

先ほどゼネコンに発注すれば建物が完成すると記載しましたが

実態はどうでしょうか?

安藤忠雄という有名な設計者はご存知でしょうか?

クリエイティブな建物を創る際は欠かせない人物です。彼なしでは建物は完成しません。

あれ?建物を創るのにゼネコンだけは完成しないのではと思った方。

図を用いて少し詳しく説明をしたいと思います。

上図のように、建物を創るためには、大きく分けると

発注者・監理者・設計者・施工者・専門工事業者が必要となります。

大まかなフローとしては

発注者は設計者にどのような建物を創りたいか気持ちを伝えます。

設計者は発注者の想いを設計図書(図面)に表します。

施工者は図面を基に、専門工事業者と一体になって、建物を創ります。

監理者はその建物が創られる過程の中で、図面通りきちんと創られているか確認します。

このようなフローを経て建物は造られます。

それでは、ゼネコンは上記の図でどこに該当するか説明していきます。

ゼネコンの位置づけ

一般的なイメージとしては

ゼネコン=施工者と思っている人が多いかと思いますが

それは間違っていません。

では、予想通りゼネコンだけでは建物は完成しないのではないかと思ったかもしれませんが

ゼネコンはこんなことができてしまうのです!

監理者・設計者・施工者をすべてゼネコンが請け負うことができます。

(綿密に言えば、監理部門、設計部門を所持しているゼネコン。スーパーゼネコンや準大手、中堅ゼネコンはほとんど所持していると思ってよい。)

このようなケースでは、ゼネコンに発注すれば建物が完成します。

もちろん、施工者単品や、設計・施工を請け負うこともあります。

それはケースバイケースとなります。

民間発注で、工事金額が比較的小さいもの(定義はないが20億以下)であれば

監理者・設計者・施工者をすべてゼネコンが請け負うが多いです。

このようなケースは、発注者として管理が楽ですよね。

だって工事のことは、すべてゼネコンに話をすれば良い訳ですから。

ただ、ゼネコン1社で監理・設計・施工を実施するということは・・・・

なんとなくわかりますよね。なあなあな感じになるような気がしませんか。

(組織や人がしっかりしていれば良いですが、同じ会社ですから・・・)

ゼネコン1社ですべてを実施してもらうのは正直、楽です。

ただ何事にもメリット・デメリットはありますので、ケースバイケースで

何が最良なのか選択することが重要です。

ちなみに海外では、専門工事業者を抱えているゼネコンもいます。

まとめ

ゼネコンとは、ゼネコンの位置づけについての基本的なことを記載しました。

ゼネコンとは、建物を建設するうえで欠かせない会社でありまたケースによっては、ゼネコン1社に頼めば建物が完成してしまうのです

今後は、ゼネコン業界について売上高や営業利益等から分析をしたり給与比較などをできればと思っております。

長い記事でしたが、ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。