【ゼネコンをやめたいと考えたらまず動くべき】3つのメリットで解説

こんにちは!ハマカナです。

ゼネコンは激務です。特に現場担当者については。そんな激務に耐えかねて転職する人は多いです。私もゼネコンに勤務していた時、同期300人のうち20~30人は転職をしました。(新卒後約3年の間の統計)約1割の人間が転職をして、結果定着率は90%程度ということになります。

さて、この数字は多いことなのでしょうか。以下の東洋経済(2018.04.12)掲載の資料ををご覧ください。題目は、【新卒の「3年内離職率」が低い300社ランキング】となっていますが、実は業種別に定着率の統計を出しています。その統計が下記の通りとなっています。

この統計の対象は、2014年4月入社の新卒入社者数となっており、その3年後である2017年4月1日時点での在籍者数で計算しています。男女計の入社者(1人以上)と在籍者を開示している1128社を対象としているとのことです。

順位1位については統計を取った社数が2社となっていますので、あまり数値の信ぴょう性は少ないですが、それでもTOP10位までは定着率約90%と比較的大きい値を示しています。

それではゼネコンが属する【建設業】の数値はどうなっているでしょうか。順位は28位で、新卒3年後定着率は80.18%となっています。TOP10と比べると約10%も値が違っています。これは全業種平均よりも下の値となっています。しかも統計を取ったのが、74社とかなりの社数を対象としている為、信ぴょう性はあるかと思います。

こちらの資料を見ると、建設業との枠組みで見ると、私が属していたゼネコンの定着率は多い方(離職率は低い方)とみることができます。確かに、福利厚生などはしっかりしていて、社風も穏やかで、全体的に人が良かったイメージがあります。ただそれでも全業種から比べると、定着率は低い方です。

もしあなたがゼネコンに勤めている方で、【もし少しでも転職を考えているのであれば】、ぜひ下記の内容もご覧いただけると少しはあなたのお役に立てると考えております。

ここまでのポイント
〇経験上ゼネコン社員の3年後の離職率は1割程度。
〇建設業は全業種から比べると定着率は低い方。
〇今回の記事は少しでも転職を考えている方にご覧頂きたい内容。

ゼネコンをやめたいと考えたらまず動くべき、3つのメリットで解説

ゼネコンで勤務している方で、転職を考える理由は概ね下記の通りかと思います。

  • 自分に合わない(できない)仕事である
  • 体を壊す
  • 自分の人生が仕事の為の人生になっていると気づく

■自分に合わない(できない)仕事である

仕事内容がそもそも自分に合わないから、という理由で転職を考えられた方は、早めに次の仕事を探すための転職をした方が良いでしょう。もしくは、会社内での異動をすべきでしょう。おすすめは、まず会社内の異動です。それほど手間がかからずに、同じ会社内でゼネコンという立場ではあるものの、今の仕事内容と異なったことができます。私の同期でも、2年目で会社内異動を実施し、楽しく仕事をしている人もいます。

■身体を壊す

ゼネコンで体を壊す方は、実は結構います。そうならないうちに、転職か会社内での異動をしましょう。といっても、実際問題難しいのでしょう。だから身体を壊す人が後を絶たないのです。ただ、あなたの身体は世界に一つしかない貴重な身体です。あなたがどんなに優秀で、会社に貢献していたとしても、代わりはいるものです。家族やあなたの大事な人にとって、あなたはあなたしかいません。代わりはいないのです。少しでも身体に異変を感じたら、休養を取るか、転職をするか、会社内異動をするか、早めに動くようにしましょう。

■自分の人生が仕事の為の人生になっていると気づく

自分の人生が仕事の為の人生になっていると気づくには、以下のプロセスで気づくかと思われます。

  1. 平日は仕事をするだけ、休日は休むサイクルの繰り返し
  2. 彼女や家族がいれば、一緒にいる時間が取れなくなる
  3. 自分の時間が全くなくなる
  4. 有限で貴重な時間を、ほとんど仕事にとられる
  5. 仕事の為の人生になっていると気づく

こう思われる方は、ある程度ゼネコンで経験を積んで、自分の人生について考え始める時かと思います。(ちなみに私はこのケースで転職を決めて、転職サイトに登録し、最終的に転職を決めました。)

上記のように考える人でも、【転職を考えたけど、特に何もしなく、今の会社に留まる人】はかなりいます。私にも周りでも、【ゼネコンつらいわー。本当に辞めたい】と言っている人はいますが、約9割は行動に移さず、今の会社に留まっています。

ただ私は以下のような理由で、【まずは動くべき】と思います。よろしければその理由をご覧ください。

動くべき、3つのメリット
①視野が広くなる
②今の会社の良さが見えてくる
③自分の成長につながる

視野が広くなる

現状の激務に追われ、おそらく【激務から逃れたい】との一心で、視野が狭くなっているものだと思われます。

視野が狭い中でのベストの選択は、もしかするとベターもしくはバットの選択かもしれません。

激務の中で考えても、あなたが選択する答えがベストになりえない可能性があるので、まずは動いて視野を広げることが大事です。おすすめは、まずはリクナビでもなんでも転職サイトで登録をして面談をすることです。彼らは転職に関して多くの情報を持っています。そして転職を実施するにあたってのメリットデメリットを教えてくれます。

まずは悩みを打ち明けるように話をしてみてると、途端に視野が広がります。その中であなたはベストの選択を見つけ出せる可能性が広がります。

今の会社の良さが見えてくる

転職サイトで登録をして面談をすると、あなたの抱えている悩みをすべて引き出してくれます。その悩みがもし、今の会社での足かせであれば、その悩みを解決できる会社を紹介してくれます。ただその悩みが、今の会社での足かせではなく、小さめのリュック程度であれば、そのリュックをおろす方法を教えてくれるでしょう。

転職サイトの人も、転職される方が転職して良い結果にならなければ、それは満足度の高い業務ではなくなり、やがては衰退をしていく転職サイトです。よって、あなたが今勤めている会社の良さをたくさん教えてくれます。そのうえであなたは転職に踏み切るかのジャッジをすれば良いのです。

激務の中でだけ転職を考えると、【今の会社の悪いところしか見えないものです。】その中で転職のプロと面談をすると、【いやあなたの勤めてくれる会社はこんな良い部分があります。それは他社ではあまりないことです。】とあなたの会社の良い情報を客観的な情報として教えてくれます。その情報を得られれば、【今の会社に残る】という選択肢が表れてきます。

しこりがある中で会社で仕事をしても幸せになれません。一度しこりを解消する為にも、まず動いてみることは大事です。

自分の成長につながる

しこりがある中で会社で仕事をしても、なんかしっくりこない日々が続くものです。なので、転職を少しでも考えているのであれば、まずは動いてみて、いろいろと情報を手に入れましょう。

情報を手に入れた状態で、【今の会社に残るか、それとも転職をするか】どちらを選んだとしても、私は前に進んだことになります。要はあなたの目の前にある壁をぶっ壊して、見晴らしがよくなった状態で歩き出しているイメージです。

壁をぶっ壊して視野が広がったことで、あなたの迷いは現時点ではなくなっている状態です。迷いがなければ、あなたはいきいきと仕事をして、更なる成長ができます。

まとめ

私もゼネコンに10年在籍しましたが、結局転職をしました。理由は、仕事の為に人生をささげてよいのかと、疑問に思ったからです。仕事自体は非常に面白かったのですが、有限である貴重な時間をほとんど仕事に使うのにもったいなく感じたからです。

まずは動いてみて、自分の悩みが本当は何なのか、視野を広げてみることは、非常に大事です。それが転職をするとしても、今の会社に留まるとしても。

私のように転職をしたとしても、今の会社に留まったとしても、その行動はあなたが悩んで出した結果となります。一つ高くそびえ立っていた壁をぶっ壊して進んだ道となります。あなたが起こした行動に誇りを持ちましょう。

長い記事でしたが、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。