こんにちは!ハマカナです。
あなたがゴルフに対し順調に上達してきたと思ったら、少し覚えておきたい【遊び】があります。この【遊び】はコンペ等でゴルフをしたときに使うことが多いからです。
また初心者の頃でコンペに参画された方は、その【遊び】に付き合わされたことがあるかと思いますが、おそらく周りの方に言われるまま動かされていた経験がありませんか。その【遊び】のルールを知っておけば少しは周りの雰囲気についていけたと思ったことはありませんか。
今回はそんな方の為に一般的に行っている【遊び】について、紹介をしたいと思います。簡単にまとめると今回の記事を見て頂きたい方は下記の通りとなります。
- ゴルフ初心者の方で、オリンピックや握りという言葉を聞いたことがある人
- ゴルフ中級者の方で、自分が主導して遊びをしたい人
それでは、該当する方はご覧頂ければと思います。また、もし上級者の方でも、遊びに対しての法律や、その遊びの起源なども掲載していますので、復習がてらご覧いただけることも可能かと思います。
ゴルフの更なる遊びについて
ゴルフはスコアを競う競技ですから、まずは少ない打数で各ホールを回ることが先決です。その少ない打数で各ホールを回る際の【ついでの遊び】になる為、あなたのスコアに影響を与えることは少ないです。むしろ【遊びに強い人】については、スコアアップも期待することができます。
その遊びについて下記の通り、5つの種類をご紹介いたします。正直これ以外の遊びはほとんど実施したことはありません。
- オリンピック ・・・実施頻度 多
- オネストジョン ・・・実施頻度 多
- ポイントターニー ・・・実施頻度 中
- ナッソー ・・・実施頻度 中
- ラスベガス ・・・実施頻度 中
コンペ等で実施する遊びとしては、上二つが多く、そのほかは同じくらいの頻度で発生する遊びとなります。
初心者がこれらの遊びを受けるとしたら、オリンピックとオネストジョン程度にしましょう。特にラスベガスは受けてはだめです。(むしろ初心者に持ちかけることはないと思いますが、念の為)かなりの点差がつくことになります。
ちなみに遊びの優劣の対価としては、下記を刑法をご参照頂き、ジャッジをして頂ければと思います。よく点数1点について100P(ポイント)とかと言ったりします。それが下記ただし書きの、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときに、当てはまっているかは定かではありません。
刑法
第百八十五条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
e-Gov(イーガブ)刑法より引用
下記からは、上記で紹介した遊びについての詳しいルールなどを説明させて頂ければと思います。ちなみにルールなどを紹介する時に想定する人数は4人で設定していますので、その点も御考慮してご覧いただけると幸いです。
1.オリンピック
ルール
グリーンに全員のボールが乗った時点で、カップより一番遠いボールの持ち主から、【4点(金)、3点(銀)、2点(銅)、1点(鉄)の権利】が与えられます。そしてその時点のボールを【ワンパット】でカップに沈めれば、上記の点数を獲得できます。
特賞として、グリーン外からチップインでカップに沈めた場合は、5点(ダイヤモンド)を獲得することができます。ちなみに残った3人は、上記の同様のルールが適用され、遠い人から4点(金)、3点(銀)、2点(銅)の権利が与えられます。
ローカルルール(オプション)
■マイナスパット
金・銀・銅・鉄の権利が与えられた状態で、【3パット以上】をしてしまった場合、点数をひっくり返した分の点数がマイナスとして換算される。例えば、金の権利を持った人が3パットをしてしまうと、-1点となる。
■グズ鉄
鉄の権利が与えられた人が、【ワンパット】で沈めることができなかった場合、-1点を与えられる。
■近鉄(金鉄)
金の権利を与えられた人が、【ワンパットで決めない】かつ【鉄のボールよりカップに近づいた場合】、銀⇒金に、銅⇒銀に、鉄⇒銅に昇格される。もちろん金⇒点数獲得権利なしとなる。ここから面白いのが、金に昇格した人が同様に、【ワンパットで決めない】かつ【旧金のボールよりカップに近づいた場合】、銅⇒銀⇒金、鉄⇒銅⇒銀に昇格される。
■舐めあり
ボールがカップを舐めて入らなかった場合、-1点が与えられる。
■その他
基本は上の4つがメインで使用されるオプションです。その他もオプションはありますが、メジャーではないので割愛します。
得点算出方法
各ホールで獲得した点数は、そのまま点数として計上されるわけではありません。きちんと4人で均す為の計算を実施します。その計算方法は下記の通りとなります。
【(本人の点数×自分以外の組内人数)-自分以外の組内合計点数】
例えば、下記のような点数であった場合、あなたは‐15P(ポイント)となるわけです。組内で点数をかなり稼ぐ人がいたら要注意です。その分を、点数の少ない人が負担するわけですから。【5点取ったのに、-15P(ポイント)!?】となるカラクリはこの計算方法にあります。
- あなた・・・ 5点 ⇒(5×3)-30=-15P(ポイント)
- A部長・・・20点 ⇒(20×3)-15=45P(ポイント)
- B課長・・・10点 ⇒(10×3)-25=5P(ポイント)
- C社員・・・ 0点 ⇒(0×3)-35=-35P(ポイント)
2.オネストジョン
ルール
プレー前に【自分の予想スコアを申告】し、プレー後に【実際のスコアとその予想スコアの差異】を出して、一番差異が少ない人が優勝です。一般的には、自分のベストスコアより少し良い数字を申告するのが良いとされています。理由は下記の通り隠しホールの設定があることが多いからです。
隠しホールとは、最終ホールでスコアの帳尻合わせをして、差異を少なくする人ができないようにするために設定します。隠しホールに該当したそのホールは、【実質パーを取ったと想定しスコアを修正】します。
ローカルルール(オプション)
■隠しホール設定
内容としては先ほど説明した通りです。一般的にINで2つ、OUTで2つの隠しホールを設定します。隠しホールの決定方法は、あみだくじで選ぶことが多いです。(だれも予想できない為)
■申告以下ドボン
申告以下(例えば、90と申告し、実際のスコアが89だった場合)になってしまうと、仮に差異が1だったとしても、ドボンで優勝争いから漏れます。
■その他
基本は上の2つがメインで使用されるオプションです。その他もオプションはありますが、メジャーではないので割愛します。
得点算出方法
単純な計算であれば冒頭に記載した、【実際のスコアとその予想スコアの差異】の算出方法が成り立ちますが、一般的に隠しホールがあると想定した算出方法を下に記載します。
【(実際のスコア-隠しホール調整スコア)-申告スコア】
実際のスコアや申告スコアはわかりますよね。隠しホール調整スコアとは、何ぞやという人の為に例を記載します。
例えば、あなたの実際のスコアが100で、申告スコアが90であったとします。以下の通り、隠しホールがNO5,8,12,16となった場合、実際スコアを全てPARに換算します。その時の【実際スコア-PARのスコア】を計算した合計が【隠しホール調整スコア】となります。以下の例の場合、【隠しホール調整スコア】は11となりますので、【(実際スコア100-隠しホール調整スコア11)-申告スコア90】で-1となります。
実際に遊びに使う時はこの差異の1点あたり100P(ポイント)を罰則として徴収し、優勝者が総取りなどすることがあります。
- 隠しホールNO.5(PAR3) ⇒【実際スコア5-PARのスコア3】=2
- 隠しホールNO.8(PAR5) ⇒【実際スコア10-PARのスコア5】=5
- 隠しホールNO.12(PAR4) ⇒【実際スコア5-PARのスコア4】=1
- 隠しホールNO.16(PAR3) ⇒【実際スコア6-PARのスコア3】=3
- 上記の合計(隠しホール調整スコア) ⇒【2+5+1+3】=11
- 【(実際のスコア100-隠しホール調整スコア11)-申告スコア90】=-1
3.ポイントターニー
ルール
別名ステーブルフォード方式とも言い、基準スコアから何打増減してしまったという広く一般的なゴルフスコアの換算方法ではなく、いわゆるパーだと何点、バーディーは何点と得点を決めて、他者と競う方式です。
ローカルルール(オプション)
■ハンディキャップあり
ゴルフ上級者と初心者でやるには、圧倒的に初心者が不利です。そのため、初心者には得点のレートを上げるなどの処置をすることがあります。例えば、上級者でパーを取れば2点のところを、初心者であれば4点にするなどの処置がとられることがあります。
■その他
基本は上の1つがメインで使用されるオプションです。その他もオプションはあるかと思いますが、私は存じ上げません。
得点算出方法
下記の表を基に、得点を算出し、集計する方法が一般的です。ただし、ブリティッシュ方式とモディファイド方式が存在し、それぞれ算出方法が異なります。得点については、一般的な数字を記載しております。ローカルルールや地域などによって異なる可能性がありますので、あくまでも参考にご覧頂ければと思います。
ブリティッシュ方式 | モディファイド方式 | |
---|---|---|
アルバトロス | +5 | +8 |
イーグル | +4 | +5 |
バーディー | +3 | +2 |
パー | +2 | 0 |
ボギー | +1 | -1 |
ダブルボギー | 0 | -2 |
トリプルボギー以上 | 0 | -3 |
後は単純で、上記表を使い、得点を算出し積み上げて、ホールアウト時に一番得点の高い人が優勝になります。
最近では、モディファイド方式の方が、アップダウンが激しいので好まれる傾向にあるかと思いますが、オリジナルとしてはブリティッシュ方式となります。
4.ナッソー
ルール
ホールを【IN(9ホールの合計)、OUT(9ホールの合計)、TOTAL(18ホールの合計)】の3つのセクションに分けて、それぞれのセクションで勝ち負けを決める方式です。
ちなみにニューヨークのナッソーカントリークラブで考案されたゲームであったため、そのゴルフ場の名前から【ナッソー】と呼ばれることになったといわれております。
ローカルルール(オプション)
■ショートナッソー
セクションを7つに分ける方式です。合計18のホールを3ホールずつで区切り、6セクションとTOTALの1セクションで、合計7セクションとなります。
■その他
基本は上の1つがメインで使用されるオプションです。その他もオプションはあるかと思いますが、私は存じ上げません。
得点算出方法
各セクションごとに、得点をいくつにするかはあなたの自由となります。
例えば、各セクションごとに10P(ポイント)と振り分ければ、最大で30P差が生まれることになります。
5.ラスベガス
ルール
2人を1チームにして、組内で2チームを作ります。その2チームを仮にAチームとBチームとします。それぞれのチームで、良い方のスコアを十の位、悪い方のスコアを一の位として、二桁の数字を作ります。そしてその二桁の数字を、それぞれのチームで比べ、低い方が勝ちとなり、その数字の差異のポイントをゲットすることができます。最終的には総ポイント数で競い合う遊びです。
もし、スコアが10以上になってしまったら、基本は9とすることが一般的です。
ローカルルール(オプション)
■リーチ
リーチを掛けると、数字の差異のポイントが2倍になるという荒技です。基本的にハーフで1回を設定することが多いです。
■フリッピング・ザ・バード(バーディー)
上記で仮に設定したAチームがバーディを取った場合、相手の十の位と一の位を入れ替える荒技です。
■その他
基本は上の2つがメインで使用されるオプションです。その他もオプションはありますが、メジャーではないので割愛します。ただし、もしラスベガスをやる場合は絶対にルールを確認しましょう。かなり点差が付きやすい遊びであり、その遊びにオプションが加わると大変なことになりますので。
得点算出方法
上記ルールで解説した通りですが、実際に数字を入れてご説明したい思います。
例えばPAR4のコースで、下記のようなチーム分けであなたがAチームとなった場合、あなたが5(ボギー)でパートナーが5(ボギー)であったら、点数は【55点】となります。またBチームが、スコア4(パー)と6(ダブルボギー)であったら、点数は【46点】となります。
差異としては【55点-46点=9点】となり、あなたのチームは0点で、Bチームが9点獲得することになります。これを全てのホールでやると、、、恐ろしいポイント差になることは目に見えていますよね。
- Aチーム・・・1人はスコア5、1人はスコア5とすると⇒【55点】
- Bチーム・・・1人はスコア4、1人はスコア6とすると⇒【46点】
- 差異・・・【55点-46点=9点】
まとめ
遊びは遊びとして認識し、基本は自分のプレーに集中することが一番です。
ただ遊びを取り入れることで、プレーに緊張感を与えることにより、プレー自体が盛り上がることは間違いないかと思います。
非常に長い記事でしたが、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
あとがきとして私の周りの人たちもほとんど利用している、ゴルフに関するおすすめサイトを下に記載しますので、よろしければご活用いただければ幸いです。
■おすすめのゴルフ関連サイト