【必見!】ゼネコン社員に危険体感訓練が必須だと考える3つの理由

こんにちは!ハマカナです。

ゼネコン設備施工として現場で働いている方は、朝のラジオ体操が終わったら、その日の危険な作業について話し合うKY活動を実施します。

私もKY活動の際に、「高所から墜落しないように、2.0m以上の場所では安全帯を確実に付けましょう!」

とか言ってましたかけど、実際に落ちた事もないしそんな経験がないからリアルな感情で伝えられません。

とはいえそんな経験をしたら、体に無理が生じてしまいます。

そんな経験を擬似的に体験できる施設があります。

それはJFEプラントエンジさんの危険体験訓練です。

安全に対しての知識はあると思っていましたが、体験をするだけで、こんなに気付きがあることに驚きました。

そんな貴重な体験をした内容について、ご紹介させて頂くとともに、ゼネコン社員に危険体感訓練が必須だと考える理由についも説明させて頂ければと思います。

ゼネコン社員に危険体感訓練が必須だと考える3つの理由

私が体験し危険体感訓練が必須だと考えた3つの理由を記載します。

  1. KY時の水平展開ができ、作業員の事故が減る
  2. 自分の危険意識が高まり、自身の事故が減る
  3. 事故が減り、家族やその関係者が喜ぶ


大きくはこの3つかと思います。建設業に事故が多いのは皆様ご存知かと思いますが、多いのは当たり前と思っていませんか。仕方がないことだと考えていませんか。事故によって、どれだけの人が悲しい思いをしているかご存知でしょうか。

事故は防げます。

建物品質や工期にばかりに目がいってしまい、安全を疎かにしていることは、経験上良くあります。ただ、今回危険体感訓練を実施したことにより、10年当たり前と思っていた常識が変わり、安全により一層目を向けなくてはいけないと感じました。

その内容を一部ですがご紹介します。

安全帯は安全じゃない

今回1番衝撃を受けたのがこの内容でした。

皆さんも安全帯さえかけておけば、最悪転落しても怪我はしないと思っていませんか?

もし転落した時に安全帯が身体にかける負荷はどれ位だと思いますか?

60kgの人が1mの高さから落ちた場合、70kg×1m×9.8m/s2(重力加速度)で、

約600kg

の負荷が身体に掛かります。セダン系自動車が身体に乗っかるイメージです。

正直耐えられませんよね。

危険体感訓練では、この衝撃を人形を使ってデモンストレーションしました。

7m程度の高台から1mの胴ベルトとつけた60kgの人形を落として衝撃がどの程度かかるかデモンストレーションした結果、なんと衝撃は

689kg

という結果に。全然安全じゃないなと思いました。内臓破裂もいいとこです。

胴ベルトではなくフルハーネスだったら

それでは胴ベルトでは内臓破裂でしたが、フルハーネスであったらいかがでしょう。

2019年2月1日から、安全帯がフルハーネスだけになったのは御存じだと思いますが(6.75m以下では一本吊り胴ベルトは使用可)フルハーネスでは、どのような衝撃になるのでしょう。

危険体感訓練では実際にこのフルハーネルがどの程度の衝撃になるか、体験することができました。ただ、7mから飛び降りるなどの衝撃行為はせず、3m近辺にある単管にフルハーネスをかけて、その場でブランコのように足を浮かした状態で吊られるといった体験でした。吊られた結果、

肩、お腹、太ももが全部痛い!

10秒も耐えられませんでした。これを付けた状態で7mの高さから落下した場合、鎖骨骨折、内臓破裂、大腿部骨折まではいきませんが、重症を負うことは間違いないです。

ちなみに、胴ベルトの体験もありました。2m近辺にある単管に胴ベルトをかけ、その場でスカイダイビングのような格好で吊られるといった体験でした。

お腹が痛すぎる!

5秒も耐えられませんでした。

結論は墜落させない安全施設整備

フルハーネスとはいえ、体にかかる衝撃は半端ないものなので、そんなことは実際の現場で作業員の方にはさせたくない、という思いが強くなりました。

それではそのような思いをさせないためには、どうすれば良いか。

開口部を作らないような安全施設の整備ですね。

手すりがないなら、手すりを作る。開口部があるなら、足場板等で開口部を塞ぐ・ずらさない。

など、「落ちないように気を付けるように」ではなく「落ちないように安全施設の整備をしたから、安全施設の改造や解体をしないように」がKY活動時に発言する内容になるかと思います。

まとめ

他にも多くの体験をしましたが、一番衝撃を受け、これからの私の行動を変えるような内容をご紹介いたしました。

まとめると以下のようになります。

  • 胴ベルトで胴に掛かる衝撃は689kg
  • フルハーネスとはいえ体に掛かる衝撃は689kgであることは変わりない
  • 体に衝撃を与えないためには、墜落させない安全施設の整備が必要

このような体験をできたことで、冒頭でも記載しました、ゼネコン社員が危険体感訓練が必須だと思う3つ理由をにつなげる事が出来ると考えます。

ゼネコン社員は知識は多いのですが、やはり体験に勝る説得力はないかと思います。

一度体験してみてはいかがでしょうか。

あとがき

今回の訓練の内容は、皆さんの現場でも模擬的に作れるのではないかと思います。

鳶工さんに依頼をして、単管で2m程度の門型を組んでもらい、安全帯をかけてぶら下がれるような仮設を作成する。

そのような仮設を作れば、私が感じた今回のような気付きを皆様も感じて頂けるかと思います。

少しでもご検討いただけると幸いです。ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。