こんにちは!ハマカナです。
ゼネコン設備施工担当は英語は必須ですかという問いをされた場合、【すぐには必要ではない】と言い切れます。理由としては、国内の建設工事需要がまだあり、手持ちの建設工事案件もたくさんあるので、まだまだ日本国内を担当する方が割合として大きいからです。
ただ近い将来を見据えると【英語は徐々に勉強をして習得をする必要がある】と助言したくなります。
正直、現状においても海外へ出る為に英語の勉強をすることはほとんどしていません。やっても、海外に行く前に数カ月英語の研修を行い、その後海外へ行くような形をとっている会社がほとんどかと思います。
【海外に行け!】と辞令が出てから、自ら英語の勉強をする人はそうそういないかと思います。
ではなぜ、そんな実態を知っているのに、英語の勉強をすべきと思うのは、理由があります。時代は刻刻と変化をしているのです。現状の実態を鑑み、将来の出来事の予想をミックスすると、やるべきことが見つかるのです。この変化に対応できる人間が生き残れるのです。
それではその理由について下に記載致します。
ゼネコン設備施工担当に英語は必須となってくる
理由として結論を申し上げると、海外に労働者を滞在させるメリットが多くなるからです。その結論に行き着くまでのプロセスは下記の通りです。
- 国内建設工事需要が徐々に減ってくる
- 海外の建設工事へ手を出さざるおえなくなる
- 会社にとって労働者を海外に滞在させるメリットが大きい
スーパーゼネコンの売上高は1兆円を超えています。この水準を保つには、抜本的に建設工事以外の稼ぎ頭を見出さない限り、不可能かと思います。ただ、海外での建設工事を受注していければ、1兆円の水準は保てるかと思っています。
従って、海外に行くことは必然であると感じます。
以下からは先の理由について、もう少し詳しく記載します。もし詳細をお知りになりたいという方はご覧頂ければと思います。
国内建設工事需要が徐々に減ってくる
現時点では、国内の建設工事は潤沢にあるといっても良いと思いますが、今後だんだんと需要は減ってきます。特に現在顕著であるのは、2020年以降の国内建設工事需要についてです。
根拠として下記をご覧いただきいと思います。2018年11月に日経アーキテクチュアに掲載されたグラフとなります。
日経アーキテクチュアの予想によると、バブル期の衰退のトレンドと重なり合わせると、2020年からは買い手市場となり、儲けることができていた時代は徐々に衰退するとの事です。また2017年からは着工床面積も徐々に減っていくとの予想の為、建設工事需要が減っていくことも予想しております。
まあほぼほぼ予想の通りに動くのではないかと思います。ただ、大阪万博が決まったことで一時的に建設工事需要が増えるかもしれませんが、それも一時の需要で終わるような気がします。
海外の建設工事へ手を出さざるおえなくなる
そんな国内の建設需要が減ってくる将来が分かっているので、ゼネコンは海外へ攻めていく必要があります。そのような状況下になったら、英語は必須といわざるを得ない状況になります。
ただ、現状のトレンド通り、単発で海外に行くだけであれば、英語は会社の研修程度で良いかと思います。ですが、将来を見据えると、英語を習得すべきだと思います。理由は次で記載します。
会社にとって労働者を海外に滞在させるメリットが大きい
日本ゼネコンは海外建設工事で幾度となく失敗をしております。理由は、地に足を付けて海外に常駐をしていないから、海外のルールやノウハウの圧倒的に情報量として少ないからです。
そんな失敗は正直懲り懲り、と会社は思っているでしょう。ただ従業員のためを思い、海外に常駐させていないことや、そもそも工事を隙間なく受注できていないからやることがなく、国内に返している状況があるかと思います。
ただ、国内の建設需要が減れば、そんな悠長なことは言えなくなるでしょう。真っ先に赤字でも工事をとり、その土地でのルールやノウハウを蓄え、建設工事を海外で開拓していくでしょう。
そうなると、その土地で働く従業員も、単発ではなく、常駐させるのが筋でしょう。常駐でないと、せっかく学んだルールやノウハウが100%活かせないことになります。常駐させることが会社にとって効率よく儲けられる手段でもあることから、最大のメリットと考えてもなんら問題はないでしょう。
まとめ
将来を見据えると、英語が必須になってくる事が、想像できるかと思います。
もし英語を学びたいということであれば、下記をおすすめします。
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また現在ポケトークなどの翻訳機もあります。これらをうまく利用するということも、手段としては有りかと思いますが、やはり人と人との会話がメインの業界ですから、翻訳機を介すよりかは、自分の言葉で喋った方が、私は良いと考えます。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。この記事の他にもゼネコンや設備担当、ゴルフ等に関する記事もありますので、併せてお読み頂けると幸いです。