ゼネコン設備担当におすすめな7つの資格とは?

こんにちは!ハマカナです。

ゼネコン設備担当は、非常に幅広い知識が必要です。

設備の専門的知識はもちろん、建築の専門的知識も必要になります。そのためには、数多くの資格を取得する必要があります。資格とは客観的にその人を判断する時に、絶大な効果を与えてくれます。(もちろん知識も伴っていないとダメですが)

青年A
とは言っても、全て取得するのは無理!
ハマカナ
無理ではないよ。凡人の私でも6年で全て取得しました。実は難関なのは、一級建築士と電検3種だけ!

ということで、無理という前にまずは取得するイメージを持ち、行動をしましょう。その一助となるように、試験運営サイトや私の経験からの勉強法などを記載できればと思っております。

ゼネコン設備担当におすすめな7つの資格とは?

一級建築士

知名度 4.5
難易度 4.5
転職有利度 5.0
ゼネコン役立ち度 3.5
設備担当必須度 3.0

■資格試験運営サイト・試験の案内等

公益財団法人 建築技術教育普及センター

https://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/index.html

知名度

一級建築士といえば、持っているだけで自慢できるような資格です。知名度は非常に高い国家資格です。私も高校生の時に友達から、「俺の父親、一級建築士持っている」と言われただけで、すごい父親なんだなと思ってしまうほどです。

■難易度

非常に高いです。資格学校に通わないと難しいかと思います。平日は1時間半、休日は8時間程度の勉強をします。それを約1年続けてようやく一次試験を突破できる実力が付きます。一次試験を突破した後は、平日2時間、休日は10時間程度の勉強をします。それを約3カ月続けてようやく二次試験を突破できる実力が付きます。今考えても過酷でした。二度と受けたくないと思い、必死で勉強をして、一次試験は一発、二次試験は2発で取得することができました。

■転職有利度

非常に高いです。私も転職をするときには、非常に役に立ちました。所得している事も重要ですが、自分をアピールするときに、「目標を達成する力があります」と熱弁するのにも役立ちました。

■ゼネコン役立ち度

ゼネコンの現場監督であれば、資格自体は特に役立つことはないかと思います。ですが、一級建築士の知識は現場にも役に立ちます。

■設備担当必須度

正直必須ではないです。ですが、知名度が高く、転職にも有利になるだろうと思い、将来的な事を視野に入れて取得するのは良いです。

建築設備士

知名度 3.0
難易度 3.5
転職有利度 4.0
ゼネコン役立ち度 3.5
設備担当必須度 4.5

■資格試験運営サイト・試験の案内等

公益財団法人 建築技術教育普及センター

https://www.jaeic.or.jp/shiken/bmee/index.html

■知名度

正直ゼネコンに入社する前までは、まったく耳にも入らなかった資格です。ただ、一級建築士の設備バージョンと考えても差し障りないくらい、建築界では有名な資格です。

■難易度

そんなに難しくはありませんが、もちろん対策次第です。一次試験はひたすら過去問を解くのみでよいです。また一級建築士の勉強の知識も使えますので、一級建築士の資格を取られる方はシナジー(相乗効果)が見込めます。私は試験日の約5か月前から、平日30分、休日4時間の勉強をしました。

二次試験は実はある講習が必須となります。この講習は定員制となるので、早めの申し込みが必要です。それは、一般社団法人 日本設備設計事務所協会連合会が開催している講習会です。もし参加できなければ、同僚などからこの講習会で配られた資料を見せてもらいましょう。(もしくは去年の資料をもらうか)驚くくらい二次試験の参考になります。

受験料が破格の35,640円なので一発で合格するように全力を尽くしましょう。

■転職有利度

一級建築士の設備バージョンということもあり、転職には有利に働くでしょう。ただ、「建築設備士 必須」という求人募集はあまりなかったような気がします。

■ゼネコン役立ち度

ゼネコンの現場監督であれば、資格自体は特に役立つことはないかと思います。ですが、建築設備士の知識は現場にも役に立ちます。

■設備担当必須度

設計の比重が大きい資格ですが、正直言って必須です。設備担当は、もちろん現場の知識が必要ですが、設計の知識も必要とします。

例えば配管の大きさはなんで100φなのか説明しろと言われたら、設計の知識が必要となります。では100φを75φに変更できないかというコストダウンの検討をするのにも、やはり設計の知識が必要となります。会社からはコストダウンしろと現場に指示をしてきます。設計の知識が必要ですよね。

一級建築施工管理技士

知名度 3.0
難易度 3.0
転職有利度 3.5
ゼネコン役立ち度 5.0
設備担当必須度 3.0

■資格試験運営サイト・試験の案内等

一般財団法人 建設業振興基金 施工管理技術検定

http://www.fcip-shiken.jp/ken1/

■知名度

こちらもゼネコンに入社しなければ、知ることが無かったと思う資格です。ですが、ゼネコン現場担当であれば必須の資格といえるほど、建築業界では知名度の高い資格です。

■難易度

それほど難しくありません。3カ月前くらいからコツコツと過去問を実施していれば、受かる資格だと思います。私は平日30分、休日3時間程度勉強しました。

■転職有利度

転職先が施工管理系であれば、有利に働きます。ですが施工管理系が嫌で転職をする場合、あまり有利に働かないかと思います。

■ゼネコン役立ち度

ゼネコンの現場監督であれば、非常に役に立ちます。名前の通り施工管理に特化した資格なので、業務に使えることは享けあいです。

■設備担当必須度

正直必須ではないです。ですが、設備担当は建築のことも知識がないと、全体から設備に対してアプローチができなくなる為、視野が狭くなってしまいます。よって、取得することをおすすめします。

一級管工事施工管理技士

知名度 3.0
難易度 3.0
転職有利度 3.5
ゼネコン役立ち度 5.0
設備担当必須度 5.0

■資格試験運営サイト・試験の案内等

一般財団法人 全国建設研修センター

http://www.jctc.jp/exam/kankouji-1

■知名度

こちらもゼネコンに入社しなければ、知ることが無かったと思う資格です。ですが、ゼネコン設備担当であれば必須の資格といえるほど、建築業界では知名度の高い資格です。

■難易度

それほど難しくありません。2カ月前くらいからコツコツと過去問を実施していれば、受かる資格です。私は平日30分、休日3時間程度勉強しました。

■転職有利度

転職先が施工管理系であれば、有利に働きます。ですが施工管理系が嫌で転職をする場合、あまり有利に働かないかと思います。

■ゼネコン役立ち度

ゼネコンの現場監督であれば、非常に役に立ちます。名前の通り施工管理に特化した資格なので、業務に使えることは享けあいです。

■設備担当必須度

ゼネコン設備担当であれば必須の資格です。必ず取得するようにしましょう。

一級電気工事施工管理技士

知名度 3.0
難易度 3.0
転職有利度 3.5
ゼネコン役立ち度 5.0
設備担当必須度 5.0

■資格試験運営サイト・試験の案内等

一般財団法人 建設業振興基金 施工管理技術検定

http://www.fcip-shiken.jp/den1/

■知名度

こちらもゼネコンに入社しなければ、知ることが無かったと思う資格です。ですが、ゼネコン設備担当であれば必須の資格といえるほど、建築業界では知名度の高い資格です。

■難易度

それほど難しくありません。2カ月前くらいからコツコツと過去問を実施していれば、受かる資格です。私は諸事情により、4か月前くらい勉強を始め、平日30分、休日3時間程度勉強したところ、満点をとってしまいました。やはり2カ月くらいで十分かと思います。

■転職有利度

転職先が施工管理系であれば、有利に働きます。ですが施工管理系が嫌で転職をする場合、あまり有利に働かないかと思います。

■ゼネコン役立ち度

ゼネコンの現場監督であれば、非常に役に立ちます。名前の通り施工管理に特化した資格なので、業務に使えることは享けあいです。

■設備担当必須度

ゼネコン設備担当であれば必須の資格です。必ず取得するようにしましょう。

消防設備士

知名度 3.5
難易度 2.5
転職有利度 3.0
ゼネコン役立ち度 3.0
設備担当必須度 3.5

■資格試験運営サイト・試験の案内等

一般財団法人 消防試験研究センター

https://www.shoubo-shiken.or.jp/

■知名度

こちらもゼネコンに入社しなければ、知ることが無かったと思う資格です。ですが、ゼネコン現場担当であれば必須の資格といえるほど、建築業界では知名度の高い資格です。また消防士の方も取られる資格である為、建築業界だけでなく、ある程度広く一般的な資格です。

■難易度

正直難しくありません。2カ月前くらいからコツコツと過去問を実施していれば、受かる資格だと思います。私は平日30分、休日2時間程度勉強しました。

私の同僚では、2週間前に勉強を始めて、合格をした強者がいますが、あまりなめない方が良いです。

■転職有利度

比較的簡単に取得できる資格の為、特定の職に就きたい人は有利に働きます。

■ゼネコン役立ち度

ゼネコンの現場監督であれば、役に立ちます。消防関係の法律は、非常に論理的だと思っていますので、消防設備士の知識があると役に立ちます。

■設備担当必須度

ゼネコン設備担当であれば必須の資格です。必ず取得するようにしましょう。

電検3種

知名度 3.5
難易度 4.5
転職有利度 5.0
ゼネコン役立ち度 4.0
設備担当必須度 4.0

■資格試験運営サイト・試験の案内等

一般財団法人 電気技術者試験センター

https://www.shiken.or.jp/index.html

■知名度

こちらもゼネコンに入社しなければ、知ることが無かったと思う資格です。ですが、ゼネコン現場担当であれば必須の資格といえるほど、建築業界では知名度の高い資格です。また受験資格は特になく、受験会場には高校生が散見されます。よってある程度広く一般的な資格です。

■難易度

高校や大学が電気学科系であれば、それほど難しくありません。6カ月前くらいからコツコツと過去問を実施していれば、受かる資格だと思います。

ただし建築学科系出身だと、非常に難しく感じます。正直独学で2回受験しましたが、まったく歯が立たなかった試験です。上記の評価は、高校や大学が建築学科系の出身の評価となります。

■転職有利度

転職は非常に有利です。一生食っていける資格かと思います。

■ゼネコン役立ち度

ゼネコンの現場監督であれば、非常に役に立ちます。電気に特化した資格なので、電気の専門家としてモノを言うことができます。

■設備担当必須度

将来的な事も考えても取っておくべき資格だと思います。