こんにちは!ハマカナです。
他の記事でも紹介しましたが、ゼネコン設備施工担当は、世間一般的に言うと【激務】のお仕事に該当します。ここでいう激務とは、朝が早くかつ労働時間が長い、そして身体もよく使う仕事のことを指します。
朝は遅くても8時までには現場に着き、現場を歩いて隅々までチェックし、夜は早くても8時に退社というスケジュール感です。
最近では、4週6休が根付きましたが、まだまだ祝日休みや、4週8休とまではいかない状況が続いています。
そんな過酷な労働環境の中、なぜ人はゼネコン設備施工担当を続けていけるのでしょうか。私が思うに、【やりがい】と【高給】に答えがあるかと思います。
正直高給についていえば、大企業の給与ベースとさほど変わらないと感じます。(大企業から大企業へ転職をした私が感じた印象)何が高給を支えているか、それは残業代です。残業代によって、20台後半でも年収1,000万円に届くくらいの給与をもらえます。
ただ働き方改革により、残業規制が徐々に建築業界でも浸透し、残業代も40時間までといった制限が出る可能性があります。そうなると、ゼネコン設備施工担当としての魅力の一角が崩れ落ちることになります。
ただ、その点もあまり余って補えるほどの、【やりがい】がこの仕事にはあるかと思っております。
この記事ではその【やりがい】について管理者の10年の経験から解説をしたいと思っております。またこの記事は、下記のような方にぜひ見て頂きたい内容となります。下記にゼネコン社員の方と記載したのは、同じゼネコンで働く設備施工担当の魅力というものを知っていただき、ゼネコンとしての一体感を持って益々の会社の発展をして頂きたいと思い記載しました。
- ゼネコン設備施工担当を就活の1候補とされている方
- ゼネコン設備施工担当として働いている若年社員の方
- ゼネコン社員の方
ゼネコン設備施工担当のやりがいとは
ゼネコン設備施工担当のやりがいとは大きく3つあります。
- 建物に命を吹き込む仕事
- 若いうちから独りで現場の設備を牛耳ることができる
- 会社の歯車という感覚がない
ゼネコン設備施工担当を一言で言うと、【建物にとってなくてはならない存在】なのです。あなたがいなければ、建物で快適に過ごすことができませんし、建物内で何か行動をするにしてもあなたがいないと何もできない状況になります。
そんな建物にとって重要なポジションであるゼネコン設備施工担当についてのやりがいについて下記に解説をしていきたいと思います。
1.建物に命を吹き込む仕事
ゼネコン建築担当が、いわゆる【建物の箱】を作ります。最近では、東京ミッドタウン日比谷や渋谷区役所など、大型の建築物が目に付くと思います。あの建築物たちも、【ただの箱】として使うわけではないですよね。
人が中に入り、明るい店内、ド迫力の映画、美味しい料理、楽しいアトラクションなど、すべて設備の力です。これらがないと、建物もただの箱となり、いわゆる廃墟となります。
あなたが建物に命を吹き込むのです。ゼネコン設備施工担当ならそれができます。
今は、IoTも時代です。5Gの時代も到来します。設備と人が融合する時代が来るのです。ますます設備施工担当という職種は重要視される時代となります。建物から都市へと需要が拡大し、日本に命を吹き込む時代も来ると思っております。
2.若いうちから独りで現場の設備を牛耳ることができる
大現場を転々している人は、申し訳ないですが以下の二つは当てはまりません。早めに小さい現場を経験させてもらうように、会社に働きかけましょう。私は、ゼネコン設備施工担当の真骨頂は、小さい現場を転々とこなすことにあると思っています。(小さい現場と言っても、10億以下の物件です。ゼネコンとは基本規模が大きい建物に携わります。)
小さい現場を何個か経験すれば、そうですね、4,5年もすれば、独りで現場の設備を牛耳ることができます。牛耳るとは、サブコンとの打ち合わせを独りで実施し、毎日の現場の管理をして、所長から頼られる存在になる事です。
本当にコストや品質に係る重要なことのみ、上司に報告するような形となります。報告を忘れてしまっても、安心してください。上司は【その現場の全部を掌握しています。】なぜ掌握できているかというと、【現場が始まる前から、上司はその現場の竣工までの計画を練っているからです。】これを聞いても不安なあなたは、別記事の【徹底解説】ゼネコン設備施工担当のワークスタイル(働き方)とはをご覧ください。今書いた内容の詳細を記載しています。
全てを把握している上司や会社のバックアップがあるので、安心して独りで現場の設備を牛耳る快感を得てください。上司の干渉が少なく、ここぞというときに助けてくれる、このゼネコン設備施工担当特有のシステムは、最高です!転職をしてこのシステムが最高であることに気づきました。
3.会社の歯車という感覚がない
先ほどの話の延長線上になりますが、ほとんど自分で現場の設備を牛耳ることができる為、【窮屈な環境で、ただ指示を受けて機械的に仕事をする】ことはありません。
【あなたは自由です】
いわば、フリーランスのように自分で、自分の為に働いている感覚です。会社ではこの感覚は味わえないものです。
何度も申し上げますが、大現場ではこの様な感覚にはなれません。私は小さな現場から大現場へ転勤した時に、えらく失望したのを覚えています。これが会社の歯車なのかと。
まとめ
確かにゼネコン設備施工担当は激務かもしれませんが、それを帳消しにできる程の、【やりがい】があります。そのやりがいに、【高給】がついてくるので、合う人にとっては、非常に良い仕事だと思いませんか?
とはいえ、体を壊しては全てが台無しになりますので、逐一自分の身体との対話は忘れずに行う様にしてください。
長い文章でしたが、ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。