こんにちは!ハマカナです。
ゼネコン設備施工とは、ゼネコンにとって欠かせない一員であるとともに、建物に命を吹き込むためには、必須の人員となります。
そのゼネコン設備施工とは一体どんな仕事をしているのか、紹介をさせて頂ければと思います。
ゼネコン設備施工の仕事とは?
簡単に言うと建物を創る上で必要になる設備工事の監督をする人です。
簡単すぎてわからないと思った人のために
具体的に説明をしたいと思います。
例えば、これから皆様が住むためのマンションの新築工事が予定されているとします。
そこで設備施工社員が実施することを記載していきます。
例)エアコン工事
夏や冬には欠かせないエアコン。
設備施工社員は、発注者や設計者と調整をして
1、エアコンのメーカー・仕様を決めます(設計図書をベースに)
2、エアコンの設置位置を決めます(設計図書をベースに)
3、エアコン用のコンセントや配管をどの位置に設置するか決めます
4、エアコンの配管をベランダに持っていくため、コンクリート壁に穴をあける計画をして、きちんと実施されるか管理する
5、エアコンを壁に固定するための下地を計画し、きちんと実施されるか管理する
6、決定した位置通りにエアコンが設置されるか、また設置されているか確認する
7、設置したエアコンが、きちんと動くか確認する
8、予想されるエアコンの不具合について考え、申し送り事項を作成する
例)ユニットバス工事
ほとんど毎日入るかと思われるお風呂。マンションでは現在ほとんどユニットバスと呼ばれる、床・壁・天井・浴槽・シャワーが工場で一体となって作られたものを使用します。
設備施工社員は、発注者や設計者と調整をして
1、ユニットバスのメーカー・仕様を決めます。(設計図書をベースに)
2、ユニットバスの設置位置を決めます。(設計図書をベースに)
3、ユニットバス用の電源や配管を、どこを通してどのように持っていくか決めて、それがきちんと実施されているか確認する
4、ユニットバスの排水用の配管を通すために、コンクリート床を下げる計画をして、それがきちんと実施されているか確認する
5、ユニットバスをどのように、かつ効率的に部屋の中に入れるか計画し、それがきちんと実施されているか確認する
6、設置したユニットバスが、きちんと動くか確認する
7、予想されるユニットバスの不具合について考え、申し送り事項を作成する
ユニットバスについては、ゼネコンによっては建築施工社員が計画するケースもあります。
どうですか?エアコンやユニットバスを1つとってみても
設備施工社員が実施することがたくさんあります。
さらに皆様の周りを見てみても、いわゆる設備と呼ばれるものがたくさんあります。
テレビ・キッチン・インターネット・便所・洗面器・洗濯機・コンセント・・・etc
あれ?これらがないと生活できない!なんて思った方は鋭い。
そうです。設備施工社員は建物を使用する人にとって、なくてはならないものを創っているわけです。
もちろん設備施工社員だけでは建物は完成しません。
先ほどひと単語だけ出てきた、建築施工社員も必要です。
それでは設備施工社員の位置づけをメインに次で解説をしていきます。
設備施工社員の位置づけ
ゼネコンが発注者から施工者を請け負ったとします。
ゼネコンが施工者となった場合、まずはその建物を建てる為に必要になるメンバーを選定します。それは以下の図のような編成となります。
このメンバーにて工事現場に仮設事務所を建設し、その仮設事務所内に机・椅子・打ち合わせスペース・神棚・冷蔵庫・便所・ロッカールーム・休憩所・自販機等を設置します。
小さな会社を作るようなイメージです。
そして建物を建設していくために、さまざまな工夫をして知恵を絞っていきます。
その建物を建設する為に、必要な設備系の工事を管理する者が設備施工社員となります。
まとめ
設備施工社員について、プロローグだけですが紹介をさせていただきました。
ゼネコン設備施工社員は、皆様の生活に欠かせない設備を安全・安心に使用する為、適切に管理をしているのですね。
皆様が当たり前に生活できているのも、設備施工社員がいるからといっても過言ではないかと思います。
長い記事でしたが、ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。