こんにちは!ハマカナです。
ガラスと聞いて、皆様もまずはおいしいビールを飲むためのガラスコップや、家の壁についている窓ガラスなどの、固形のガラスを思い浮かべるかもしれません。
私もまずは固形のガラスを思い浮かべます。というより、ほとんどの人が固形のガラスを思い浮かべると思います。
実はその固形のガラスを液体状にして、建築界に革命をもたらす技術を持った会社があります。それは
株式会社ニッコー
さんです。
皆さんは液体状のガラスが建築界にどんな革命をもたらすか想像できますか?
結論を先にお話しすると、木材に液体のガラスを浸み込ませ、高耐久・防炎・高耐候性を実現させることができます。
昨今、木構造の高層ビルが建設させている中、この技術を使用することで、より高層で、より安全な、よりスタイリッシュな建物を建設することができるのです。
また、社寺建築などの木材で建設されたお寺等について、この技術を使用すれば、歴史を維持しつつも、建物を改良することができます。
液体状のガラスが建築界にもたらす革命とは?
先ほども記載しましたが、液体状のガラスが建築界にもたらす革命とは、木材に対し、以下の3つアプローチから革命をもたらします。
- 高耐久
- 防炎
- 高耐候
しかも無機物でこの効果をもたらすことが何よりの革命です。
また木材へ、液体状のガラスを浸み込ませる方法は大きくは2通りあります。
1つ目は、木材を湯煎し水分を蒸発させる、⇒蒸発してからからの木材に液体状のガラスを含浸させる⇒含浸させた後、ガラスを逃がさないように下塗り⇒トップコートで包む、といった方法です。主に新築などで木材を新たに使用する場合に用いれる方法です。
2つ目は、既に組み立てられている木材に対し、液体状のガラスを塗る工法です。主に改修などの時に使用しますが、やはり、1つ目の工法と比べると効果は薄いとのことです。
工法については、ケースバイケースでどちらかベターな工法を採用するような形となります。
それでは、先ほど記載した3つの革命的な効果の内容についてご説明させて頂ければと思います。
高耐久
メーカー曰く、たくさんの高耐久に関する事例があるとのことです。
- 防蟻
- ササクレ防止
- トゲ防止
- 曲がり・反れ・割れ防止
- etc…
現状シロアリは寄り付きません。⇒シロアリにおびえることがなくなります。安心感があります。
木材がササクレやトゲが発生することはありません。⇒子供が使う施設に使用すると親は安心です。幼稚園や体育館にはもってこいです。
曲がり・反れ・割れが発生することがほとんどありません。⇒建物の構造体として使用しても非常に安心感があります。
防炎
メーカー曰く、キセノンランプを木材に6000時間当て続けても、変化なしとのことです。また、上記写真のように、木材にガソリンをかけて火をつけて燃やした時も、燃えつけることなく、表面に焦げがついただけという結果になったとのことです。
比較として、有機物の塗料を塗った木材も同様の実験をしたところ、表面が焦げたりしたとのことです。また通常の木材を燃やすと、燃え尽きて焦げカスとなります。
現在、不燃認定を申請中とのことですが、近い将来不燃認定をとれた木材が発明されるかと思います。
高耐候
メーカー曰く、腐らない・色あせないとのことです。確かに、液体状のガラスを木材に含浸させているので、腐らない・色あせないのは当然かと思います。
通常木材は、内部に水分が含まれているので、その水分が腐る原因となります。今回液体状のガラスを木材にしみこませるので、その腐る原因がないから腐らないのは当然です。
また正面もコーティングしているので、色あせないのも頷けます。
木材の常識が変わります。腐らないということは、耐久性が下がらないということにもつながりますね。
木材の建物で何百年も色あせず、地震が起きても倒壊しない未来がくるのもすぐですね。
まとめ
私は非常に革命的な技術だと思いました。
また、著名な建築家の隈研吾氏が監修したモデルハウス「光と風を通すスクリーンハウス」で、この技術が使用された木材が使われています。
技術的にも評価が高いこの液体状のガラスが、著名な建築家によって使用されたとなると、徐々に建築界に浸透していくのが目に見えています。
皆様も最新のこの技術を早めに取り入れてみてはいかがでしょうか。
これからも新製品などをご紹介していきたいと思います。ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。